北洋銀行(本店・札幌市中央区)は、北海道新幹線新函館北斗開業1年前のPRイベントとして「津軽海峡フェア・食と観光による地域活性化交流会」を17日にホテルオークラ札幌で開催した。津軽海峡マグロ女子会のトークセッションや道南地域と青森県の食材を利用したビュッフェプロモーションなども行われ流通関係者や旅行関係者など約150人が青函ビジネスの発掘に役立てようと参加した。IMG_3631(写真は、津軽海峡マグロ女子会杉本夏子さん=中央と島康子さん=右のトークセッション)
 
 津軽海峡マグロ女子会(略称マグ女)は、昨年3月に津軽海峡を挟む道南と青森の各地で自立して活躍する女性を中心に設立され、現在52人(青森20人、道南32人)の会員がいる。トークセッションには、道南松前町の温泉旅館矢野の若女将杉本夏子さんと青森県大間町のまちおこしゲリラ集団あおぞら組直前組長の島康子さんが青函広域連携をテーマに話し合った。
 
「自立した自発的な各地の女性たちが集まっていつの間にか海を超えた地域おこしの女子会ができた」と島さんが言うと、杉本さんは「連携は自立、自発があってこそ。自分たちで動かないと人を繋げて道を作る連携はありません」と応えていた。また、北海道新幹線が開業することについて「お祭り騒ぎをするのではなくて粛々と、やらなければならないことをやっていくことが大切。札幌も一緒に函館の力になって欲しいですね」と杉本さんは話した。
 
 その後、青函の食材をホテルオークラ札幌の生方靖史取締役総料理長が調理、もずくや塩辛、椎茸、がごめこんぶ、越冬大根など18の食材を洋食にアレンジした津軽海峡食材ビュッフェとして参加者に提供された。
 また、会場には渋田産業の蝦夷まいたけ、生きくらげ、みよいのうらごし有機南瓜ペーストなど道南物産品や弘前丸魚の冷凍やりいか、天然岩もずく、トーサムの十三湖しじみラーメンなど青森物産品も出展された。
IMG_3639(会場では道南や青森の食材を使った洋食も提供された=写真)


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