IMG_0753IMG_0769 公益財団法人太陽財団(東原俊郎理事長)は12日、札幌市内のホテルで平成26年度助成対象事業の贈呈式を開催した。道内各地で地域づくりに取り組む団体に助成する事業で今年は14年目。応募総数は過去最高の132件にのぼり、厳正な審査を経て31件が選ばれ助成総額は1329万円。各地域での観光・産業、社会福祉、教育・スポーツ、芸術・伝統・文化など広範な活動に助成する。(写真は、助成団体に目録を授与する東原理事長=左と挨拶する同氏)
 
 太陽財団による地域づくり助成事業は平成13年から始まった。パチンコ太陽グループの社長である東原氏が、道内各地で展開している地域活動を盛り上げることを目的に財団を設立して助成を始めたもので、今年度の助成を含めてこれまでの総助成件数は247件、助成総額は約1億7500万円にのぼっている。
 
 平成26年度助成については昨年10月から応募を受け付け、11月下旬に外部有識者による選定委員会で審査。12月下旬の理事会で31件、1329万円の助成対象先を決定した。助成先には、馬産地・浦河町で障がい児や高齢者に乗馬の機会を提供して馬の魅力を伝える「うまの背うらかわ乗馬支援会」や還暦野球の楽しさや老後の健康づくりの大切さを訴える「羽幌還暦野球クラブ」、浜中町で動物保護活動を通じて命の大切さや思いやりの心を育む「特定非営利活動法人ドッグレスキューしおんの会」など各地で活動している団体など多岐に亘っている。
 
 東原理事長は、「北海道は肥沃な大地があってそこに住む人たちは“お人よし”の集まり。そういう人たちが集まって地域を作っていこうとしていることに助成するのは私たち財団の誇り。今後も助成を継続して、北海道を賑やかな誇れる大地にする助力をしたい」と語った。
 
 来賓として祝辞を述べた道総合政策部地域づくり支援局の紺谷ゆみ子局長は、「地域が主体になって地域づくりを進めて行くことが重要。財団の助成はこうした活動を後押しする力になっている。皆さんの熱意で道内各地域にある活力の芽が大きな花となることを期待したい」と挨拶。また、社団法人地域経済総合研究所の岡田康司理事長は「地域づくりには独自の知恵が大切。サラリーマン的に考えるのではなく皆さんの活力と少しばかりのビジネス感覚を持っていただくと北海道は成長を続けてどんどん新しいものが生み出されていくでしょう」とエールを贈った。
 最後に、助成団体を代表して太陽の里「シップの杜」の赤山登志幸代表が「しっかり努力して地域社会に受け入れられてもらえるようにしたい」と謝辞を述べた。
 平成26年度助成対象事業先は、http://www.taiyo-hcsf.or.jp/oubo/flow2014/index.html



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