水産加工業で道内大手のマルサ笹谷商店(本社・釧路市)が釧路町光和4ー1に7月5日にオープンさせた魚専門のワンダーランド「釧之助(せんのすけ)本店」が賑わっている。館内に釧路初の水族館を設置するなど道東釧路の新観光名所として注目を集めそうだ。20180825_110751(写真は、釧路町光和にオープンした「釧之助本店」)

 笹谷商店は、水産品や加工品の直営店「釧之助」を釧路市共栄大通と爾志郡乙部町で展開している。今回、オープンさせた本店は、総工費約30億円を投じて建設したもので鉄骨造り2階建て。写真のように正面は半円形に近いアーチ状のガラス張りで、波のようなイメージで人目を引いている。

 1階は、生ガキ、ツブのほか北海道の魚介類を堪能できるバーベキューコーナー「大漁丸」や、貝類、鮮魚、刺身など食品スーパーの水産コーナーを大型化したような自社店舗が入っている。カウンター席の寿司コーナーも設けている。

 2階には、釧路初の水族館「ぷくぷく」を設置、大人気の「ふうせんうお」やトロピカルな魚、いわしの大群が泳ぐ周遊水槽、クラゲコーナーなどがある。また、海鮮丼などを提供する「くしろ港町釧ちゃん食堂」もオープンさせた。

20180825_111046(写真は、正面入り口付近にある巨大円柱水槽)

 正面入り口付近には直径4m、高さ8mの巨大円柱水槽があり、エイやサメなどが泳ぐ姿を見ることができる。立地場所は、釧路市と釧路町の境界付近で、イオン釧路店など商業施設が集積しているゾーンの一角。


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