札幌が発祥の刺身居酒屋「魚や一丁」の「時計台通り店」(北2西3、ホテル法華クラブ札幌の地下1階)が31日の営業で閉店する。これによって札幌の「魚や一丁」は2店舗になる。20180528_165434(写真は、31日で閉店する「魚や一丁時計台通り店」)

「魚や一丁」は、1987年8月に札幌で1号店がオープン。北海道産の魚介類や野菜類の商品が人気で、90年代は札幌で最も人気のあった居酒屋。ホテルアルファ(現ホテルオークラ札幌)に隣接したビルの地下にあった店舗は、満席状態が続くなど一世を風靡した居酒屋だった。

 運営会社のウィルコーポレーション(札幌市中央区)は、2005年に外食産業チェーンで東京証券取引所1部上場のヴィア・ホールディングス(本社・東京都文京区)に全株式を売却、現在は一丁(同・同)が運営している。店舗数は、東京都11店舗、神奈川県5店舗、埼玉県2店舗、北海道3店舗の計21店舗。
 北海道は札幌市内だけで展開していたが、「時計台通り店」の閉店によって「札幌駅店」(北6西1、JR高架下)、「南3条ノルベサ店」(南3西5)の2店舗になる。「魚や一丁」は、二次会需要の減少や海産物価格の原価上昇で前年の売り上げを割り込むなど苦戦しているという。
 


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