ガソリンスタンドや不動産事業を展開している中和石油(本社・札幌市中央区)は、ベトナムに現地法人を設立、現地の不動産ビジネスに参入する。同社は、札幌や函館でホテル事業に参入するなど異業種参入を本格化させている。成長性の高い東南アジアでも商機を見出していく。20180416_120713(写真は、中和石油の杉澤謙次郎代表取締役)

 中和石油の現地子会社は、「中和ベトナム」で資本金は日本円で約1億円。ベトナムのハノイ市コウザイ地区に事務所を置き、当面は駐在員が1人常駐する。

 ベトナムでは昨年、外資規制が解除されて外国資本や外国人の土地建物の取得ができるようになった。中和石油は、国内でガソリンスタンド事業を継続するとともに成長性のある不動産ビジネスに進出しているが、東南アジアにもビジネス範囲を広げ、経営基盤を強固にしていく。

 ベトナムでは当面、中古ビルや中古マンションなどを取得してリノベーション、賃貸物件としてオフィス需要、住宅需要に応えていく。また、将来的には台湾や韓国、インドネシア、フィリピンなどにも現地法人を設立、東南アジアのネットワークも構築していく考え。


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