テネシー・ウイスキー「ジャックダニエル」の世界観をリアルに体験できる催しが13日、札幌市中央区の北3条広場アカプラで開催された。レトロなジャックカーが牽引してきた移動式バーを使って専属バーテンダーが各種ドリンクを提供したほか、熟成樽の樽片に自分の顔をレーザープリントで刻印したり専用ジュークボックスで音楽を楽しむなどした。約400人が来場した。IMG_6895(写真は、アカプラで開催されたジャックダニエル・エクスペリエンス2017ジャパン)

 この催しは『ジャックダニエル・エクスペリエンス2017ジャパン』と名付けられ輸入販売元のアサヒビールが実施している。ジャックカーが移動式バーを牽引して全国47都道府県を巡る旅の一環。

 今年5月の東京会場を皮切りに大阪、福岡などを回り22番目に北海道・札幌を訪れた。こうしたイベントは欧米でも行われているが、開催は主要都市のみで日本のように全国キャラバンをするのは世界初の試み。

IMG_6882(写真は、ドリンクを提供する移動式バー)
 北3条広場アカプラで午後3時に営業が始まると移動式バーのカウンターには注文する人の列ができた。バーテンダー3人はジャックダニエル好きが嵩じて今回のキャラバンの専属バーテンダーになった人たちで、ジャックカーと共に全国を巡っている。

IMG_6884(写真は、全国行脚する専属バーテンダー3人)
 このイベントは飲み物を提供するだけでなく、ジャックダニエルの世界観を体験できるコト消費に工夫していることに特徴がある。ドリンク1杯(500円)でもらえるジャックコインを使って熟成樽の樽片に自分の顔をレーザープリントで刻印する限定60人の抽選イベント、テネシー州にある蒸溜所を専用ゴーグルで3D体験できるコーナーなど欧米のイベントにはない日本ならではの付加価値を加えた。

IMG_6888(熟成樽の樽片に自分の顔を刻印するサービスも行われた=写真)
 イベントは午後9時まで行われ、ジャックカーは移動式バーを牽引して次の開催地広島に向かう。アサヒビールマーケティング本部マーケティング第三部の萩原知記担当課長は、「札幌では多くの方に来ていただきました。来年1月まで全国を巡っていますから直にジャックダニエルの世界観を体験してもらいたい」と話していた。


この記事は参考になりましたか?