北海道から日本や世界に飛躍する経営者を育てるのが目的の「北海道経営未来塾」。その2期生の募集が始まっている。数ある経営セミナーや経営塾の中で、この未来塾が異彩を放っているのは、多様な一流経営者たちと塾生が“縁”を築けること。経営者に必要な資質を学び感じ取る実践経営学とも言えそうだ。IMG_3064(写真は、1期生の卒塾式=2017年3月24日、札幌市内)

 塾長はニトリの軍師と言われた元特別顧問の長内順一氏。ニトリ在籍20年間の中で知り合った数々の経営者や政治家、官僚たちと交流を続ける中で長内氏自身も感銘を受けて成長。ニトリホールディングスの似鳥昭雄会長もそうした一流経営者との出会いによって世界に飛躍する思想のベースを作った。

 昨年、長内氏が北海道経営未来塾を立ち上げた原点は、一流経営者たちとの交流によって自分自身が感じた「込み上げてくるもの」を道内の若手経営者たちにも味わってもらいたかったからだ。

 1期生20人は、似鳥会長やオリックスの宮内義彦シニア・チェアマン、東急電鉄の野本弘文社長など5人の経営者たちと意見交換、ゴルフも一緒に回り、“人となり”を肌で感じた。1回目の卒塾生を送り出した長内氏は、「塾生には2代目、3代目が多かったが、彼らはセミナーなどたくさん受けていてセミナー慣れしている。その彼らの変化に私自身がびっくりした。最初は思っていてもなかなか口にしなかった『日本一になる』、『世界に向かって踏み出す』と誰もが言うようになった。塾生たちも込み上げるものを感じたに違いない」と言う。

 2期生の講師陣には、アインホールディングスの大谷喜一社長や住友林業の矢野龍社長、大和ハウス工業の樋口武男会長のほかキヤノンの御手洗富士夫会長も来札する。「御手洗会長は3度目の要請でOKをもらった。2回、口頭でお願いして断わられ、3回目に文書でお願いしたところ、ようやく了承をもらった。諦めずに行動することを私自身も伝説の経営者との交流で体得したものです」(長内氏)

 対象は若手起業家も含め45歳以下、50人程度を予定。起業家も含めたため講師にはドトールコーヒー創業者・鳥羽博通氏、ファンケル創業者・池森賢二氏、H.I.S.創業者・澤田秀雄氏も予定している。受講料は30万円(税込)。
 申し込みは4月20日まで。問い合わせは、札幌商工会議所会員組織部会員組織課(☎011-231-1317/FAX011-231-2168)。メール、sosiki@sapporo-cci.or.jp


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