石屋製菓(本社・札幌市西区)が建設を進めている北広島工場(北広島市中央6丁目)が姿を現してきた。7月ころには完成し、秋口から本格生産に入る見込み。同社の新たな生産拠点として今後の成長を支える主力工場になる。IMG_1873 (2)(写真は、姿を現してきた北広島新工場=2017年2月9日撮影)

 石屋製菓が、北広島市中央6丁目の土地約6600坪を新工場建設用地として全日本食品(本社・東京都足立区)から取得したのは2014年8月。取得費は7億5000万円だった。
 清水・岩田地崎共同企業体による工場建設が始まったのは16年3月。建設開始から10ヵ月ほどが経過した現在、写真のように建屋がほぼ完成も工場の輪郭が見えてきた。

 北広島市街地を走る広島本通に面しており、正面の間口は狭いが奥行きが長い長方形の工場。昨年6月には、新工場に隣接するダウ化工札幌工場(中央6丁目)の敷地約1万3600坪を取得したが、ダウ化工の工場建屋などは取り壊されて更地になっている。新工場の敷地は、合計2万坪と広大。

 北広島新工場は、既存の宮の沢工場(札幌市西区)で生産している「白い恋人」と「美冬」の生産を大半移管して6ラインを稼働させる予定。これによって宮の沢工場は、隣接する白い恋人パークとともに観光見学工場として運営していく考え。新工場の従業員は60人を予定、生産能力はこれまでの1・5倍になる。


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