IMG_8492 土屋ホールディングス(本社・札幌市)の土屋公三会長(72)が経営ノウハウを若手創業経営者や取締役に直接指導する「人間社長塾」の塾生OBを集めた「合同大会」が9日、札幌市北区の土屋ホーム札幌北9条ビル8階で行われた。1期生から昨年卒業の4期生まで約40人が出席、外部講師の講和や懇親会を通して交流を深めた。(写真は、人間社長塾OB合同大会で講演する外部講師の小川裕也氏)
 
 人間社長塾は、土屋氏が一人で創業してから土屋ホームなど2社を上場、ホールディングス体制を構築して現在に至るまでの経営について直接講義するもので、今年が5期目。北海道経済活性化に向けた地域の人材を育成しようという社会貢献の一環と位置づけ、教材の月刊誌『致知』の年間購読と土屋氏が考案した『3KM手帳』の購入以外は無料。
 
 塾は半年間で毎月1回、午後から半日かけて集中的に行われるため塾生同士の絆が深まり卒業後も交流が続くケースが多いという。
 
 OB生を集めた合同大会は、期を超えて情報交換や人脈づくりの場に利用してもらおうと昨年から始めている。今年は1期生から4期生までの約180人が対象。この日集まったのは約40人。外部講師として招かれた朝日税理士法人代表社員の小川裕也氏とSOC社長の朝倉幹雄氏のほか土屋塾長の講和を聴講した。その後、会場を東京ドームホテル札幌に移し懇親会も開かれた。
 
 土屋氏は、「土屋ホームの社員も含めると塾生OBは1期生から4期生までで250人いる。合同大会以外でもOBにプラスになるような取り組みを考えたい。こうした会は珍しいので少しでもOB生にとって有効になるようにしたい」と語っていた。


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