上川郡美瑛町で2ヵ所目の道の駅となる「びえい『白金(しろがね)ビルケ』」が12日にオープンした。美瑛町の町木である白樺が樹生して北海道自然100選に選ばれている道道966号十勝岳温泉美瑛線(通称・白樺街道)沿いにあり、道内122番目の道に駅になる。白樺を示すドイツ語のビルケから名付けられた。※動画をこちらの画像↓をクリックしてご覧ください

IMG_3317(写真は、新設された観光提供・観光案内・物販コーナーのある棟。左の棟にはハンバーガーショップやアウトドア用品の店舗が入っている)
IMG_3318(写真は、新設棟の内部)

 新しい道の駅は、1993年に竣工した観光情報提供施設「白金インフォメーションセンター」を町が約2億5000万円を投じて増改築して開設した。新設した平屋の建物は、地元のGABE建築設計事務所が設計を担当。80インチの大型モニターによる観光情報発信やVR(バーチャルリアリティ)を使って美瑛周辺の映像を楽しむことができるほか、近くの「青い池」の関連グッズ、地元のプレミアムブランド『ビエイフル』の商品などが販売されている。

 改築した既存のインフォメーションセンター棟の半地下階には、サイクリングや登山などのニューツーリズムに対応してシャワー室や更衣室、コインランドリーを設置、美瑛学と称して美瑛を学べる大画面プロジェクター室も整備した。

 また、1階には地元産の野菜類を使ったハンバーガーショップ「BETWEEN THE BREAD」が入り、30席の木をふんだんに使ったイートインスペースも設置されている。別棟には、高品質、高機能ウェアやグッズが揃うアウトドアショップ「THE NORTH FACE」の道北初の店舗が入った。
 
 敷地面積は約4811坪(1万5879㎡)、延床面積は約257坪(850㎡)で駐車場は98台収容。コンシェルジュが常駐して大雪山国立公園に面した地域の魅力を発信する。

IMG_2474(広い庭園では卓球を楽しむこともできる)
 既存施設を増改築して「道の駅」に登録されたため、新旧の建物を内部で繋ぎ、全体的にこじんまりした印象。しかし、新設棟は屋根の高さが左右で違う“招き屋根”を採用しているほか、既存棟も北海道東海大学北方生活研究所が設計して第7回北海道赤レンガ建築賞も受賞しており、施設は洗練された趣。広い庭園には、ピアノや木琴などの楽器類や卓球台、跳び箱が無造作に置かれるなど大雪山の麓に広がるアートな空間という印象で、最近の「道の駅」とは一線を画している。