北海道新幹線開業1周年を控えた17日、北斗市の新函館北斗駅前に複合施設がグランドオープンする。地元経済界を中心に設立された新会社、北斗開発(本社・北斗市)が総事業費約23億円を投じて建設したもので、駅前で初の中核施設になる。国土交通省は都市拠点の創出と地域活性化を図る施設であることから、この施設を民間都市再生整備事業に今年1月30日付で認定している。※映像はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください

IMG_2683 (2)(写真は、17日にグランドオープンする新函館北斗駅前の複合施設)

 同駅前では、当初JR北海道がホテル建設を計画していたが、資金不足などから断念。地元経済界や北斗市がその計画を引き継ぎ、地域一体となって新会社を設立して資金を調達、複合施設を竣工させた。

 施設は、地上6階建てで延床面積は1900坪。1階は北斗市観光交流センター別館「ほっくる」と名付けられた商業ゾーンで、地元の物販店や飲食店のほかコンビニエンスストアなど18店舗が入る。施設の完成後にコンビニを除いて北斗市が床を買い取った。運営は一般社団法人北斗市観光協会が行う。
IMG_2677(写真は、1階の「ほっくる」。北海道の食・文化・魅力が大集合している)
IMG_2691(写真は、「ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗」のロビー。新函館北斗駅と同様に木を取り入れた設(しつら)え)

 2階から上はABアコモ(本社・東京都千代田区)が運営する「ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗」が入った。2階のロビーは北斗市の木や山、水面などの自然をイメージしており、新函館北斗駅と同様に木で統一した設えになっている。
 また、北斗市は北海道の水田発祥地ということでレストランの名前を「アロサール」(スペイン語で水田の意)としてコメを中心にしたメニューを用意する。露天風呂付き天然温泉「北湯路」(きたゆみち)は、地元のせせらぎ温泉の湯を利用している。3階から上が客室で全107室。

 1階で「NORTH SAKE&WINE 酒舗 稲村屋」を出店したイ印稲村商店(福島町)は、北海道に2台しかないというエノマティック社製の試飲用ディスペンサーを店内に設置した。店主の稲村博大さんは、「1回で30mlの試飲が200円からできます。道産ワインや道産酒の美味しさを実感してほしいですね」と話していた。

 また、ホテル・ラ・ジェント・プラザ函館北斗の小倉哲夫支配人は、「当社の社長と地元の経済界の方たちとの交流が縁で進出を決めました。市がスポーツ合宿の誘致に動くなど地域の方々のご支援をいただいています。大沼や函館観光の新たな起点になるようにしたい」と話した。


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