民事再生手続きで2社がスポンサー候補として名乗りを上げていた札幌南ゴルフクラブ駒丘コース(札幌市南区)の申請代理人は、会員アンケートの結果、カネシメ高橋水産をスポンサー企業に決めた。同ゴルフクラブは、1月12日に債権者説明会を札幌市内のホテルで開き、2社によるプレゼンテーションを実施、会員へのアンケート調査を実施していた。
  
 札幌南GCのスポンサー候補として名乗りを上げていたのは、カネシメ高橋水産とキタコー。12日の説明会で、両社の担当者が会員への弁済率や大口金融債権者である北洋銀行への返済方法と今後のゴルフ場運営についてプレゼンテーション。
 
 このプレゼンを聞いた会員や金融債権者がアンケートに答えて多数を得た企業をスポンサーとすることを決めていた。
 
 申請代理人の神戸俊昭弁護士は、23日にまとまったアンケート調査結果を示したが、それによるとアンケートに答えた会員788人のうち有効票は768人、無効が20人で、支持するスポンサーはカネシメ高橋水産437人、キタコー127人、どちらともいえない198人だった。
 
 また、会員を継続するかどうかの問いには、いずれの候補がスポンサーになっても継続するが396人、カネシメ高橋水産がスポンサーになる場合に継続すると答えたのが146人、キタコーがスポンサーになった場合に継続すると答えたのは11人、どちらがスポンサーになっても退会する予定が72人、未定が118人という結果になった。
 
 神戸弁護士は、これらの結果からスポンサー企業をカネシメ高橋水産に決定、2月1日には民事再生計画案を札幌地裁に提出する段取りになっている。


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