札幌駅前通地下歩行空間(チカホ)と直結した札幌フコク生命越山ビル(北2西3)の商業ゾーン「シタッテサッポロ」が4日、グランドオープンした。地上13階建てビルの地下1階から地上2階までの商業ゾーンで、同階まで続く木の階段を利用した休憩スペース「ステップガーデン」には床暖房が入っており、座ってイベントを鑑賞することもできる。コト消費を組み込んだ新しい商業・オフィス複合ビルとして都心の賑わいに彩りを加えそうだ。※映像はこちらの画像↓をクリックしてご覧ください

IMG_2355 (2)(写真は、大勢の市民が駆けつける中で行われた関係者によるテープカット)
IMG_2378 (2)(写真は、竣工した札幌フコク生命越山ビル)

 オープンに先立ち地下1階で行われたセレモニーで、ビルの3分の2を所有する富国生命保険相互(本社・東京都千代田区)の秋山智史会長は、「チカホに直結した文化的に意義のある場所に参加できることを光栄に思う。シタッテとは座る(シット)と出逢っての造語で、床暖房の入っている階段に座ってゆっくりおしゃべりをしてくださいという意味。皆さんに愛される空間にしたい」と挨拶した。

 また、ビルの3分の1を所有する越山ビルディングズ(本社・札幌市中央区)の越山友直会長は、「3年間工事を進めてきたが、今日予定通りオープンすることができた。是非この周辺を交流の場として活用いただき札幌の活性化に寄与したい」と述べた。

 来賓として出席した札幌市の吉岡亨副市長は、「北海道の顔とも言える一等地に素晴らしいビルができることを嬉しく思う。多くの人々が集い、賑わい、働く新しい札幌のシンボルとして市民に愛され、輝き続けることを願う」とオープンを喜んだ。その後、建設を担当した清水建設の宮本洋一会長、伊藤組土建の玉木勝美社長のほか富国生命の渡部毅彦取締役執行役員、同生命のイメージキャラクターであるハローキティと共にサンリオの谷村和明執行役員らがテープカットを行った。

「シタッテサッポロ」には、グルメショップ11店舗が入り、そのうち担々麺・麻婆豆腐の「麻SHIBIRE」、ラーメンの「銀座 篝」、明太子・九州料理の「博多もつ鍋やまや」の3店舗が道内初出店。サービスショップは4店舗でカシオ計算機直営の「Gショック」が道内初出店、他の3店舗も新業態。

IMG_2370 (2)(写真は、地下1階から地上2階まで続く木の階段)

 地下から続く木の階段は中央に位置しているため、各店舗は各階の周囲に配置されており、コンパクトな路地の印象。3階から上のオフィスゾーンには、3~4階に商工中金札幌支店が2月20日から先行して移転オープンしているほか、プルデンシャル生命保険札幌第2支社、マイナビコンタクトサービス札幌センターなどが入っている。新ビルの管理運営は、三菱地所プロパティマネジメント(本社・東京都千代田区)が一括して行っている。

 セレモニー後、本サイトの取材に越山会長(75)は、「元(はじめ)社長(2014年12月に63歳で死去)が10年来取り組んできたプロジェクトがやっと花開いた。先日のプレオープン時には(元氏の)夫人が写真を持参してビルを見せていたが、彼もきっと喜んでいるだろう」と話した。

 戦前からこの地にあった2代前の越山ビルには、かつてGHQの北海道司令部が設置されたことがある。道庁や札幌駅、大通が良く見渡せることからこのビルが選ばれたそうだ。「札幌駅と大通の中間にあるこのゾーンを、日本生命札幌ビル、札幌三井JPビルディング、当ビル、そして近く建て替えられる札幌大同生命ビルとともに四角ゾーンとして新たなまちづくりの発信地にしたい」と越山会長は語っていた。


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